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おりおりそそぐ秋の雨

大正時代の文部省唱歌に「四季の雨」という歌がある。


降るとも見えじ春の雨
水に輪をかく波なくば
けぶるとばかり思わせて
降るとも見えじ春の雨

俄かに過ぐる夏の雨
物干し竿に白露を
名残りとしばし走らせて
俄かに過ぐる夏の雨

おりおりそそぐ秋の雨、
木の葉木の実を野に山に
色様々に染めなして
おりおりそそぐ秋の雨

聞くだに寒き冬の雨、
窓の小笹(おざさ)にさやさやと
更行く夜半(よわ)をおとずれて
聞くだに寒き冬の雨


見事に季節の情景を切り取って雨を表現している。

いささか今年の雨の降り方は情緒に欠けるが、
それでもやはり木の実木の葉は色づいて、日一日と秋は深まる。

When I'm Sixty-Four

昨日10月9日はJohnが生きていれば64回目の誕生日となるはずの日でした。
上の写真はセント・アンドリューズ大学の学者による、Johnが生きていればこんな顔になっていたであろう、という64歳のJohn Lennon
ちょっとDustin Hoffmanっぽくないこともないな・・・


そういえばSgt.Peppersに「When I'm sixty-four」というPaulの曲があった。

When I get older losing my hair,
Many years from now.
Will you still be sending me a valentine
Birthday greetings bottle of wine.
If I'd been out till quarter to three
Would you lock the door,
Will you still need me, will you still feed me,
When I'm sixty-four.

フィボナッチ数列

読み始めたこの本にフィボナッチ数列が出てきた。

フィボナッチ数列とは
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55・・・・・・・・・と続いていく数列であり、前の2つの項の和が次の項の値になっているものである。13世紀のイタリアの数学者フィボナッチが考え出したものだ。隣接する2項の比は極限値では1.618・・・・に収束していく。この1.618こそ最も美しいと言われる黄金比率と呼ばれるもので、自然界や身の回りにに数多く隠れている。

・花の花弁の枚数が3枚、5枚、8枚、13枚のものが多い

・ひまわりの種の並びは螺旋状に21個、34個、55個、89個・・・

・植物の枝や葉が螺旋状に生えていくとき、隣り合う2つの葉のつくる角度は円の周を黄金比に分割する角度

・ノート、名刺、ハガキの縦横比

・パルテノン神殿の縦横比

・人間のへそから上と下の比   など。

ノートや名詞はともかく、ひまわりや木の枝分かれ、人間の体が黄金比率である理由はわからない。やはり科学では計り知れない未知の何かが遺伝子レベルに隠されているのかもしれない。まさに神のみぞ知る。


人間だけに美しさを絞ると、動物学者の竹内久美子によれば、女性が男性に美しさを感じる鍵はシンメトリー(対称性)らしい。
“シンメトリー”とは左右対称のこと。オスがシンメトリーなほど、メスとの交尾・浮気の機会は多い、つまりモテる。左右対称にシンメトリーというものはただ美しいだけではなく、実は遺伝子の上も傷がついてないために生命力の優れたよい遺伝子を持っている事になりその結果、メスにモテるということらしい。
かくいう私もそうだが、男性が女性の容姿で一番惹かれる部分は脚だそうで、女性は男性の指に惹かれる人が多い。何故か? 生殖器と手足をつかさどる遺伝子は同一のものだからだ。

男は女の足に、女は男の指に、無意識にセックスを感じるように遺伝子レベルですり込まれている。

仮釈放棄却



やはり今日はこのニュースでしょう。

こんなショッキングな事件でした。




1980年12月8日午後10時50分

ダコタアパートの前で「レノンさんですね?」とレコーディングから帰宅したジョンは呼び止めらる。

ジョンが振り返ると銃を構えた一人の男(マーク・デイヴィッド・チャップマン)から2発の銃弾を受け。
2発とも背中に当たり体が回転した。

血が噴出したジョンにさらに3発撃ち込む。2発は肩に、1発はダコタアパートの正面玄関の窓ガラスを砕いた。
 
ジョンはほぼ致命傷だったが必死の思いでアパートのフロントまで歩き「I’M SHOT! I’M SHOT!!」と、うめき、床に倒れた。この声を聞いたフロントマンは冗談と思っていた。ジョンはビートルズ時代からオーヴァーなジョークが好きで有名だったから。

しかし、すぐにヨーコがヒステリックな声で「ジョンが撃たれた!」と駆け込んできて現実と気付く。フロントマンはジョンに近付き、鼻に刺さっていたガラスの破片を取り除き、自らの上着をジョンにかけた。ネクタイを外し止血を試みるが、何処を押さえて良いか分からないほどジョンの体は血に染まっていた。

ローズベルト病院に運ばれたときにはジョンの体は背中への2発の銃弾が肺を貫通していて3発目の銃弾は左肩の骨を砕いていて、4発目は大動脈と気管を切断していた。

時間は少しさかのぼるが、この日ジョンは最後のレコーディングの休憩中にプロ
デューサーのジャック・ダグラスにこんな話をしている。

「自分は早死にするだろう。残された人生は僅かだが、死ぬ覚悟はできている。 そして、自分の死後の評価はエルビス・プレスリーを超えるだろう」と。



今日の海外のニュースサイトでは、ほとんどのニュースがこんな感じのコメントで終わってます。

Paul McCartney and Ringo Starr are the only remaining living members of the popular group.

クレオパトラの夢

球団を買収しようとしている某会社blogから引越ししてきましたdoorさんに誘って頂いたこともありますが、何せ向こうのblogは重くて更新もままならない状態になってきているので。とにかくLivedoor人大杉!

このところ毎日聞いてるのがBud PowellのThe Scene Changes。なんと言ってもクレオパトラの夢が最高。子供のために書いたBorderickという曲も暖かさがにじみ出ていて秀逸。ただやはり麻薬中毒と精神病進行ためでしょうか、vol.1vol.2のような超絶テクニックではありませんが、Bud Powellらしさはかわりません。
ジャケットの写真もカッコイイですね。Budはこのジャケット用写真を見たときに「タイトルはThe Scene Changesにしよう」と言ったらしい。

結構昔ですが村上龍の「Ryu's Bar 気ままにいい夜」のテーマで使われてました。演奏はBudではありませんでしたが。あの番組は毎週見てたな~日曜の夜。岡部まりがアシスタントで、番組が終わりの頃は森口瑶子に変わってました。そういえば森口瑶子のファンでした・・・彼女は今何してるんだろう。あ、そういえば小説では村上龍はほとんど読んだ事ないな。村上春樹はほとんど読んでるけど。早くアフターダーク読まなきゃ。
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